「DCFで正しい値段が出る」——だが精密と正しいは別。同じ会社でも評価は大きくばらつき、方法で値も精度も変わり、DCFは前提に支配される。値付けは点でなく幅
相手が見えたら、次はいくらか。会社に値をつけるDCF(将来のお金を今の価値に割り引いて足す方法)は、小数点以下まで答えが出る。だが、精密であることと正しいことは別だ。同じ会社でも評価は大きくばらつき(Gilson, Hotchkiss & Ruback 2000)、どのモデルを使うかで値も精度も変わり唯一正しいモデルは無く(Demirakos ら 2004・2010、Sayed 2017、Berkman ら 2000)、DCFの答えは成長率・割引率・終価という前提に支配される(Damodaran)。前提を少し動かすだけで答えは桁で変わる。値付けは点でなく幅であり、問うべきは、いくらでなく、どんな前提でその数字になったか、である。
「DCFで正しい値段が出る」——精密だが、正しいとは限らない
前の単位で、相手の探し方と、仲介との付き合い方を見た。相手が見えてきたら、次に来るのは「いくらか」という問いだ。会社にいくらの値をつけるか——これをバリュエーション(値付け)という。
値付けの代表的なやり方に、DCF(ディスカウンテッド・キャッシュフロー=将来生み出すお金を、今の価値に割り引いて足し合わせる方法)がある。緻密な計算で、小数点以下まで「答え」が出る。だから、こう思いやすい——「DCFを使えば、正しい値段が出る」。だが、この単位が置く見方はこうだ。DCFは精密に見えるが、精密であることと、正しいことは、別である。 これは「精密な誤り」——きちんと計算された、しかし前提しだいで大きく揺れる数字、の典型になりうる。なお、会社の価値をどう設計し高めるかは、別の棚(企業価値の設計)が扱う。ここで扱うのは、目の前の特定の相手に、不確実ななかで、いくらと値をつけるか——その推定の話である。値を「作る」話と、値を「見積もる」話は、地続きだが別ものだ。前者は、事業をどう強くすればより多くのお金を生むか、という設計。後者は、その事業がこれからどれだけのお金を生むかを、外から推し量る作業。この単位が向き合うのは、後者——確かめようのない未来を相手にした、推定のむずかしさである。そして、この推定のむずかしさを直視できるかどうかが、前の単位で見た「払いすぎ」を避けられるかどうかに、そのままつながっている。
同じ会社でも、評価は大きくばらつく
まず、いちばん大事な事実から。同じ会社を評価しても、誰が・どの前提で・どの方法で評価するかによって、答えは大きくばらつく。 Gilson、Hotchkiss、Ruback が2000年に、経営が行き詰まった企業の価値を、複数のやり方で評価し比べた研究で、専門的に評価しても、評価額のばらつきが非常に大きいことを示した。
これは、計算が下手だからでも、誰かが間違えたからでもない。むしろ、真剣に評価した専門家どうしでも、こうなる。値付けとは本来、そういうものだ、ということだ。将来どれだけ稼ぐか、どんなリスクをどう見るか——そこには、確かめようのない見通しが必ず入る。だから、答えは一点に定まらず、幅を持つ。「唯一の正しい値段」があって、それを当てにいく作業ではない。むしろ、もっともらしい幅がどこからどこまでかを見立てる作業なのだ。売る側にとっても、これは救いになりうる。提示された一つの数字が「正解」ではないと知っていれば、なぜその数字なのか、どんな前提かを、堂々と問い返せる。「専門家がDCFで出した値です」と言われると、素人は黙るしかない気がしてしまう。だが、その一点の数字も、無数にありえた見立ての一つにすぎない。だから、値段そのものを競うより、「その値段は、どんな未来を前提にしているのか」を聞くほうが、話は前に進む。買う側と売る側で、見ている未来が違うなら、値段が食い違うのは当たり前だ。大事なのは、どちらの未来がありそうかを、前提の言葉で突き合わせることである。
どのモデルを使うかで、値も精度も変わる
「では、どの方法がいちばん正しいのか」と思うかもしれない。だが、そこにも単純な答えはない。値付けには、DCFのほかに、マルチプル(倍率法=似た会社の相場に、利益や売上の何倍という形で合わせるやり方。よく使うPERは株価が利益の何倍かを見る指標)などがある。
Demirakos、Strong、Walker が2004年と2010年に、アナリストが実際にどのモデルを使い、モデル選択が目標株価の精度にどう効くかを調べ、どのモデルが適するかは業種や状況しだいで、唯一正しいモデルは無いことを示した。Sayed が2017年に、新興市場でも同じくモデル選択が効くことを、Berkman、Bradbury、Ferguson が2000年に、DCFとPER(マルチプル)の精度は、どちらも同程度に不完全で、DCFが一意に正しいわけではないことを示している。つまり、方法を増やすのは、正解を一つに絞るためではない。複数の窓から同じ会社を見て、幅と、その幅を作っている前提を、浮かび上がらせるためである。DCFとマルチプルが近い値を指すなら、その帯はいくらか信じやすい。逆に大きく食い違うなら、そこには見過ごせない前提の違いが隠れている、という合図だ。どちらのやり方も、決して魔法の物差しではない。DCFは未来の見通しに頼り、マルチプルは「比べる相手」の選び方に頼る。比較先を都合よく選べば、マルチプルの答えもいくらでも動く。結局、どの方法にも、人の判断が入る余地がある——だからこそ、複数で照らして、その判断のクセを見えるようにするのだ。
DCFの精密さは、前提の上に立っている
では、DCFの数字は、何によって動くのか。実務家の Damodaran が繰り返し説くように、DCFの答えは、いくつかの前提——とりわけ「将来どれだけ成長するか(成長率)」「リスクをどう見て割り引くか(割引率)」「遠い将来の価値をどう置くか(終価)」——に、大きく支配される。
やっかいなのは、これらの前提を、ほんの少し動かすだけで、答えが桁で変わりうることだ。成長率を一つ強気にし、割引率を一つ甘くすれば、同じ会社が、まるで別の値段に見える。DCFの小数点以下の精密さは、この大きくて不確かな前提の上に、ちょこんと乗っているにすぎない。だから、DCFの数字を見るときに問うべきは、「いくらと出たか」ではない。「どんな前提で、その数字になったか」だ。前提を明かさない一点の値段は、精密そうに見えて、いちばん危うい。値付けは、点ではなく、幅。そして、幅を決めているのは前提だ——ここを取り違えないことが、この単位の芯である。ここで一つ、誤解を解いておきたい。「前提しだいで動く」と聞くと、「じゃあ、都合よくいじれるのだから、数字はいくらでもごまかせる」と思うかもしれない。だが、話は逆だ。前提を明示するからこそ、その前提が妥当かどうかを、他人が吟味できるようになる。危ういのは、前提をいじれることではなく、前提を隠したまま、一点の数字だけを「客観的な答え」として差し出すことのほうだ。良い値付けとは、答えを一つに固めることではなく、「この値段は、こういう未来を前提にしています」と、前提ごと差し出せることである。前提が見えていれば、強気すぎる見通しには「それは楽観では」と言えるし、弱気すぎる見通しには「もう少し評価してよいのでは」と言える。数字ではなく、前提を土俵にする——それが、精密な誤りに飲まれないための構えだ。
時間・変化:2000年から今へ
順に置く。2000年、Gilson、Hotchkiss、Ruback が、同じ企業でも評価額のばらつきが大きいことを示し、同じ年、Berkman らが、DCFとマルチプルの精度は同程度に不完全だと示す。2004年と2010年、Demirakos らが、アナリストのモデル選択と、その精度への効き方を調べ、唯一正しいモデルは無いと確かめる。2017年、Sayed が、新興市場でも同じくモデル選択が効くことを示した。
これらの研究は、別々の角度から、同じ一つのことを言っている。値付けに「唯一の正解」を求めるのは、そもそも問いの立て方が違う、と。研究の目は、「どうすれば正しい値が出るか」から、「なぜ値はこれほどばらつくのか、その幅は何で決まるのか」へと移ってきた。
この間に確からしくなったのは、「DCFで正しい値段が出る」ということではない。確からしくなったのは、評価は同じ会社でも大きくばらつき、方法しだいで値も精度も変わり、DCFの精密さは前提に支配される——という、絵のほうである。値付けは点でなく幅、というのが到達点だ。そして幅を狭めていく唯一の道は、前提を一つずつ、より確からしいものに詰めていくことであって、計算の桁数を増やすことではない。
妨げるもの、助けるもの、最初の一歩
妨げるものの筆頭は、DCFの一点の数字を「正しい値段」だと信じてしまうことである。精密に見えるほど、前提の不確かさが隠れる。桁数の多さは、確からしさの証ではない。むしろ、確からしく見せる化粧になりやすい。もう一つは、逆に「どうせ当たらない」と、値付けそのものを投げ出すことだ。当たらないから要らない、のではない。幅と前提を掴むためにやる。計算の目的は、答えを当てることではなく、自分が何を前提にしているかを、自分に見えるようにすることだ。売る側なら、提示された一点の数字を鵜呑みにせず、その前提を問い返すために。
助けになるのは、いきなり精密な計算をする前に、「この値段は、どんな前提の上に立っているか」を三つだけ書き出すことだ。三つでいい。全部を網羅する必要はない。むしろ、いちばん効く前提はどれかを見つけることのほうが大切だ。最初の一歩は10分。自分の事業(あるいは想定する相手)について、成長の見通し・リスクの重さ・遠い将来の置き方——この三つを、強気・中庸・弱気で書き分けてみる。数字が桁で動くのを、自分の手で確かめる。正しい一点を当てにいくのではなく、幅と、その幅を作る前提を、自分の言葉にしておく。それが、精密な誤りに足をすくわれないための、最初の備えになる。値段の交渉に入る前に、この前提の地図を持っている人は強い。相手の出す数字にも、自分の望む数字にも、「それはどんな未来を前提にしているのか」と、同じ物差しを当てられるからだ。値段は、前提の影である。影の形を追いかける前に、その影を落としている、光のもとを見ておきたい。
- 青段(戦略と探索)3単位目。相手が見えたら値付け=バリュエーション。代表的なDCF(将来生み出すお金を今の価値に割り引いて足す方法)は緻密で小数点以下まで答えが出るが、精密であることと正しいことは別で、前提しだいで大きく揺れる『精密な誤り』になりうる。会社の価値をどう設計し高めるかは別の棚(企業価値の設計)が扱い、ここは目の前の特定の相手に不確実ななか値をつける推定の話
- いちばん大事な事実——同じ会社を評価しても、誰が・どの前提で・どの方法で評価するかで答えは大きくばらつく。Gilson, Hotchkiss & Ruback 2000 は経営が行き詰まった企業の価値を複数のやり方で比べ、専門的に評価しても評価額のばらつきが非常に大きいと示した。計算が下手なのではなく値付けとは本来そういうもの。唯一の正しい値段を当てにいくのでなく、もっともらしい幅がどこからどこまでかを見立てる作業である
- どの方法がいちばん正しいかにも単純な答えはない。値付けにはDCFのほかマルチプル(倍率法=似た会社の相場に利益や売上の何倍で合わせる。PERは株価が利益の何倍か)がある。Demirakos, Strong & Walker 2004・2010 はモデル選択が目標株価の精度に効き唯一正しいモデルは無いと示し、Sayed 2017 は新興市場でも同じと、Berkman, Bradbury & Ferguson 2000 はDCFとPERの精度は同程度に不完全と示した。方法を増やすのは正解を絞るためでなく幅と前提を浮かべるため
- DCFの数字は何で動くか。実務家 Damodaran が繰り返し説くように、DCFの答えは成長率(将来どれだけ成長するか)・割引率(リスクをどう見て割り引くか)・終価(遠い将来の価値の置き方)の前提に大きく支配される。これらを少し動かすだけで答えは桁で変わりうる。DCFの小数点以下の精密さは大きくて不確かな前提の上にちょこんと乗っているにすぎない。問うべきはいくらと出たかでなく、どんな前提でその数字になったか
- この間に確からしくなったのは『DCFで正しい値段が出る』ではなく、評価は同じ会社でも大きくばらつき、方法しだいで値も精度も変わり、DCFの精密さは前提に支配されるという絵。値付けは点でなく幅というのが到達点。だからこの棚はこの計算で正しい買収価格が出ると断定せず、特定企業の適正株価を名指し算定せず、個別ディールの価格推奨や税務・会計の個別判断もしない。分散の具体的な数値(%)は書かない
- 売る側の視点でも大事。提示された一つの数字が正解ではないと知っていれば、なぜその数字なのか・どんな前提かを堂々と問い返せる。妨げるのはDCFの一点の数字を正しい値段と信じること(精密に見えるほど前提の不確かさが隠れる)と、逆にどうせ当たらないと値付けを投げ出すこと。当たらないから要らないのでなく、幅と前提を掴むためにやる
- だからこの単位でやるのは、いきなり精密な計算をする前に、この値段はどんな前提の上に立っているかを三つだけ書き出すこと。自分の事業(または想定する相手)について、成長の見通し・リスクの重さ・遠い将来の置き方を、強気・中庸・弱気で書き分け、数字が桁で動くのを自分の手で確かめる。正しい一点を当てにいくのでなく、幅とその幅を作る前提を自分の言葉にしておくことが、精密な誤りに足をすくわれない備えになる
| よくある誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| DCFのようなちゃんとした計算をすれば、その会社の正しい値段が一つ求まる | 精密であることと正しいことは別である。Gilson, Hotchkiss & Ruback 2000 は、同じ企業を複数のやり方で専門的に評価しても評価額のばらつきが非常に大きいことを示した。計算が下手なのではなく、値付けとは本来そういうもので、将来の見通しやリスクの見方といった確かめようのない要素が必ず入る。だから答えは一点に定まらず幅を持つ。唯一の正しい値段を当てにいくのでなく、もっともらしい幅がどこからどこまでかを見立てる作業である |
| 評価方法はいろいろあるが、いちばん正しい方法を一つ選んで、それで計算すればよい | 唯一正しいモデルは無い。Demirakos, Strong & Walker 2004・2010 は、アナリストのモデル選択が目標株価の精度に効き、どのモデルが適するかは業種や状況で変わることを示し、Sayed 2017 は新興市場でも同じと、Berkman, Bradbury & Ferguson 2000 はDCFとマルチプル(PER)の精度が同程度に不完全でDCFが一意に正しいわけではないことを示した。方法を増やすのは正解を一つに絞るためでなく、複数の窓から同じ会社を見て、幅と、その幅を作っている前提を浮かび上がらせるためである |
| DCFの答えが具体的な数字で出たのだから、その値段を交渉の正解として押し通せばよい | DCFの答えは、成長率(将来どれだけ成長するか)・割引率(リスクをどう見て割り引くか)・終価(遠い将来の価値の置き方)という前提に大きく支配される(Damodaran)。これらを少し動かすだけで答えは桁で変わりうる。DCFの小数点以下の精密さは、大きくて不確かな前提の上にちょこんと乗っているにすぎない。だから問うべきは『いくらと出たか』でなく『どんな前提でその数字になったか』であり、前提を明かさない一点の値段はいちばん危うい。この棚は特定企業の適正株価を名指し算定せず、個別ディールの価格推奨や税務・会計の個別判断もしない |
皮肉なのは、いちばん精密に見える数字ほど、いちばん多くの前提を隠している、ということだ。DCFの小数点以下は、確かさの証ではない。その裏には、将来の成長、リスクの重さ、遠い将来の置き方——確かめようのない見立てが、いくつも折り畳まれている。前提を一つ動かせば、同じ会社が別の値段に見える。だから、値付けで手に入れるべきは、当たるはずのない一点ではない。もっともらしい幅と、その幅を作っている前提を、自分の言葉で掴んでおくことだ。売る側なら、提示された一点の数字の前提を問い返す手がかりになり、買う側なら、前提を強気に盛って払いすぎる——前の単位で見た『悪い裾』——を避ける手がかりになる。次の単位は 500「デューデリで地雷を見つけるには?」。値の前提が見えてきたら、次は中身の精査——だが、DDで地雷はぜんぶ見つかる、という思い込みの内側を見にいく。
Q1. DCF(将来のお金を今の価値に割り引いて足す方法)は小数点以下まで答えが出るが、____ であることと ____ であることは別で、前提しだいで大きく揺れる『精密な誤り』になりうる。値付けは点ではなく ____ であり、それを決めているのは前提である。穴埋め
Q2. Gilson, Hotchkiss & Ruback 2000 が、企業価値の評価について示したことはどれか。選択
Q3. 『どの評価モデルがいちばん正しいのか』という問いに、この単位はどう答えるか。研究に触れて述べよ。一問一答
Q4. DCFの数字を見るときに問うべきことは何か。Damodaran が説く前提に触れて述べよ。一問一答
Q5. この単位が示した研究を、年の早い順に並べよ。(ア)Demirakos らがモデル選択と精度を調べる(2本のうち後の版)(イ)Gilson, Hotchkiss & Ruback が評価額のばらつきを示す(ウ)Sayed が新興市場でモデル選択の効果を示す(エ)Berkman らがDCFとマルチプルの精度は同程度と示す並べ替え
紙かメモアプリに今日の日付を書く。次に、自分の事業(または買う・売るを想定する相手の事業)について、もし値段をつけるとしたら、その値段が立つ前提を三つだけ書き出す——(1) 将来の成長の見通し(これからどれだけ伸びる/縮むと見るか)、(2) リスクの重さ(どれくらい不確かで、どれだけ割り引いて考えるか)、(3) 遠い将来の置き方(数年先より後を、どう見積もるか)。そのうえで、この三つを『強気』『中庸』『弱気』の三通りで書き分け、それぞれで自分の感じる値段の印象が、どれくらい変わるかを言葉にする(具体的な金額は書かなくてよい)。最後に、いちばん値段を大きく動かした前提はどれかに印をつける。特定企業の適正株価を算定したり、実在の相手の買収・売却の可否を判断したりはしない。自分の事業についての前提メモとして完結させる。
——とはいえ、その“正しい用法・用量”は、まだ誰も知らない。ここまでの研究に、あなたのデータは1件も入っていないからだ。平均は地図にすぎない。自分の“いい具合”は、試して探すしかない。
あなたの実験(N=1)を始める → プロジェクトに追加(記録機能は準備中)
- Gilson S.C., Hotchkiss E.S., Ruback R.S. (2000) ‘Valuation of Bankrupt Firms’, The Review of Financial Studies 13(1):43-74 — doi.org
- Demirakos E.G., Strong N.C., Walker M. (2010) ‘Does Valuation Model Choice Affect Target Price Accuracy?’, European Accounting Review 19(1):35-72 — doi.org
- Demirakos E.G., Strong N.C., Walker M. (2004) ‘What Valuation Models Do Analysts Use?’, Accounting Horizons 18(4):221-240 — doi.org
- Berkman H., Bradbury M.E., Ferguson J. (2000) ‘The Accuracy of Price-Earnings and Discounted Cash Flow Methods of IPO Equity Valuation’, Journal of International Financial Management & Accounting 11(2):71-83 — doi.org
- Sayed S.A. (2017) ‘How much does valuation model choice matter? Target price accuracy of PE and DCF model in Asian emerging markets’, Journal of Accounting in Emerging Economies 7(1):90-107 — doi.org
- Damodaran A. (2012・第3版) 『Investment Valuation: Tools and Techniques for Determining the Value of Any Asset』New York: Wiley(および同著者のバリュエーションの不確実性を論じる実務書群) — openlibrary.org